W-MTDの各名称(300Lの場合)
W-MTD(量子理論に基づく有機物消滅機)は、炉内に送られる僅かな空気と磁力とが、量子理論に基 づく反応を起こし高エネルギー状態となることで、炉内の有機物を燃焼させることなく、原子の状態までバラバラに分解することで、処理を行います。
一部、稼働の際、挿入される空気の量が多い場合は多少の炭化が生じますが、その炭化した処理物を再投入して再度分解させることによりセラミック質の粉体となり、処理灰として炉内に残ります。稼働初期時に僅かな加熱を要しますが、分解反応の熱源に関しては電気、化石燃料などを必要としません。これは、初期に加熱した有機物が炉内の処理灰(生成セラミック灰)に接触することで、有機物の分解が連鎖的に起こり、投入物自体が磁気を帯びた処理灰となり、発熱を起こすためです。分解の進み具合を見て、処理物の投入を続ける限り、分解反応は続くのでランニングコストは一般の焼却炉に比べ非常に低コストです。また、CO2の排出に関しても化石燃料を使用しないため環境にも優しいです。
W-MTD(量子理論に基づく有機物消滅機)は焼却炉とは根本的に処理理論が異なっているため、排気温度も極端に低温で100℃以下であり、更に排気ガス畳も900L仕様でさえも60m3/hです。故に環境省が定めている焼却炉の理論は成立致しません。
排出ガス中の有害物質量も極端に少なく、また、処理後の残渣量も焼却炉1/10に対し1/300~1/500の量です。焼却炉灰は2次処理溶融しても減少率は1/15程度ですから、W-MTDは溶融より遥かに残渣の量が少ないだけでなく、残渣中の有害物質も極端に少なく焼却炉では達成不可能な高性能さを発揮しています。埋立地の問題で現在、ご使用中の大型焼却炉から出る残渣をW-MTDで再処理し、残渣を少なくする事も一つの方法と考えます。